明治10年創立老舗　東大寺前の和風レストラン

三山の中のどこかで桜が咲いてます。

もちろん本物なので、期間限定ですが

お花見を見ながらのお食事をお楽しみいただけます。

もうコロナ前の日常がどんなんだったか

忘れかけています。

定休日と決まった曜日のみお休みをいただき

残りの日は早朝から仕込み、開店と同時にたくさんの

お客様で店内はごった返し、休憩もとらずに

翌日の仕込みをする。頭では覚えていますが

体はすでに忘れかけてます。

緊急事態宣言がだされていた地域の飲食店では

国や各自治体から補助金がたくさん出ていました。

しかし、奈良県は今のところ国や自治体独自の緊急事態宣言

などはでていないので補助ももちろんありません。

この期間はスタッフの人数を極限まで減らし,

臨時休業を交えながらも営業を続けてきました。

一定の期間、お休みしたほうがお客様にも親切だと思いましたが

そうはしませんでした。完全に休業すればこれまで培ってきたお客様との関係も

薄れ、普段裏方として頑張ってくれている各納入業者さんを窮地に追い込みその信頼関係も

崩れてしまうかもしれません。

ですから、日本中が非常事態のさなかランチにカフェのご利用にたくさんのお客様にご来店いただき

普段と大差なく仕事をさせていただけることを本当にありがたく思っています。

さてこれから桜が開花し、春休みが訪れ、聖火も東大寺にやってきます。

ソーシャルディスタンスをしっかり取り、感染拡大防止に配慮しながら、

皆様をお迎えしますので、今月もよろしくお願いいたします。

本当にすいません。日中雨予報のため本日の営業はお休みいたします。

早く、安定した経営、営業がしたいです。

今日から3月。

大阪、兵庫、京都に出ていた緊急事態宣言も

本日から解除となりました。

奈良公園の平日は変化なしでした。

これから徐々に不安が解消して、出てきて

くれたらいいなーって思ってます。

お休みも今まで以上に多く頂いてますし

何かと例年を振り返ることも多くなっている

今日この頃ですが、コロナ禍で有形無形問わず

変えていきました。その中でお伝えしたいのが

周りのお店さん、人力車のお兄さん達との

繋がりです。コロナ前では、お客さんがたくさん

来てくださり、平日も週末も関係なく毎日が

正月のような日々でした。そんなつもりは

ないのですが今思うと少し傲慢な思いもあったのかも

しれません。去年、コロナ禍で思いついたことを

なんでもやると決めたとき、真っ先に始めたのが

1日中お店の前に立ち、いろんな人達との会話を

大切にしました。それまで近くで

働いている別の店のスタッフさん達との関係性も

生まれました。ご近所さんもお店によく来てくださり、別の方にも『美味しいよー！』なんて

伝えてくださるおかげで毎日充実した

日々を過ごさせていただいてます。

利益を求めてやっていることではないのですが、

大切な物を見つけられた気がします。

そんなこんなで今月も

ペラペラといっぱい喋っていきますので

どうか広い心でよろしくお願いします。

写真は歩いてすぐの片岡梅林です。

一本の木から白と赤の梅が咲いてて

見つけられたときはちと幸せな気になりますよ。